POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

死因は不明

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随分時間が経ってしまいました、タイキビ幼虫飼育記の続きですP ゚ω゚)ノ

ワラジムシ、そして自家繁殖のアカムシを与えていた初令幼虫たち
しかし、それらの餌はあくまでつなぎとして考えていたおいらは前回の記事でも書いた通り、ヤゴをメインとした飼育に切り替えるため、自然度の高いフィールドにて大量のヤゴ採集に出かけることになったのでありました〜


POKKUN一家はそろって野外観察が好きなため、基本的に家族全員で出かけることは過去の野外観察・採集記をご覧の皆様にあっては周知のことでありましょうw
短時間で大量のヤゴが採集出来るフィールド、すなわちタガメやホンゲンが生息しているような場所は残念ながら自宅近郊にはありません、っていうか知りません
しかし今年は福島第一原発事故による影響を考えると、小さな子供を従えて北の方へ行くことは控えたいところでありました

というわけでホンゲンブリーダーのKさんにお願いをして、彼の守備範囲の中からとっておきのヤゴポイントに連れて行っていただいた今は去ること7月の中旬
これがこのあと長〜く続くタイキビ用ヤゴ採集第1回目でありましたm(._.)m ペコリ


周りを雑木林に囲まれたその場所では、山からしみ出す湧き水によってできた小川にて複数のオニヤンマがパトロールにいそしみ、周辺にできている湿地の上にもまた多種多様なトンボたちが飛び交っておりました
また雑木林のクヌギではカブトムシが昼間なのにも関わらずカナブンたちを追いやりながら樹液を占領しております
そして水辺には無数の水生昆虫、在来のドジョウやカエルも多数(・∀・)イイネ!!
もちろん外来生物の姿はありません、

これが本来の日本の里山なのでしょう


・・・ちなみに写真は撮っておりませぬ
炎天下のヤゴ採集にそんな余裕はないのであります( ゚Д゚)ドルァ!!

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健全なヤゴを与えていても死んでしまう個体はそれなりにいました
もちろん、当初アカムシやワラジムシを与えていたところに原因があるかと思い個別に検証をしてみましたが、産まれてからヤゴのみを与えていたものにもやはりそれなりに死亡個体は出ていましたので、どうやら餌の種類によるものではないようです

写真は初令終期の幼虫
全16頭中、2令になれたものは11頭でありました

 

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昨年同様、2令になってもおとなしいタイキビ幼虫たち
基本的に餌を追いかけるという行動はほとんど見られませんでした
エサを探す能力が乏しいようにすら感じます

障害物が何もない飼育容器の中でさえ、じっとしているヤゴには無反応なことが多いため、試しに小型のヨシノボリ類を複数入れてみたところ、今度は活発すぎる魚類に恐れおののいてしまう始末┐(゚〜゚)┌

餌を見るや否や追いかけてくる他のCybister(ゲンゴロウ属の学名)の幼虫たちとは、随分と気性が違うようです
もしかしたら国産フチトリの幼虫も同じような性格なのかもしれません
こんなおっとり屋さんでは、厳しい自然で生き抜くのはなかなか難しいと思われますな〜

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個体の中でも若干の性格の違いは見られました

ほとんどの幼虫が2令からはそれまでのシオカラトンボのヤゴより獰猛なヤンマ系のヤゴ(ただし小さめ)を食べるようになっていきますが、相変わらずのビビりぶりでシオカラ系やアカネ系、サナエ系ヤゴといった噛み付かれてもあまり抵抗しないヤゴばかりしか口にしないものもいたのです
また、数日絶食したかと思えばまた食べ出すやつもいたりします
本当に面倒くさいやつらですヽ(`Д´)ノプンプン

ただこれは性格の違いとはいわないかもしれません
総じて、いままで口にしたことのない餌には基本的に反応が悪いのは同じような気がします
例えば、産まれて最初にワラジムシを与えた幼虫は2令になっても大型ワラジムシを食べましたが、産まれて最初にミズムシを与えた個体は一切ワラジムシを食べませんでした
また、ミルワームや釣具屋のアカムシも試験的に少しだけ与えてみましたが、やはり食べる個体とそうでないものがいました

でもヤゴはどの個体も食べるんですけどね ┐(゚〜゚)┌
あえていうならサナエ系はあんまり美味しくないようで、割とすぐ放してしまうことが多かったのでありました

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順調に2令終期を迎えた幼虫たちでしたが、一番最初に産まれた個体は脱皮することなく★となりました Σ(゚Д゚)ガーン

脱皮直前と直後の数日は餌を摂らなくなるため、慣れてくるとそのタイミングをつかめるようになります
この個体は餌を摂らなくなって数日目、容器内で激しく体を曲げ伸ばしながら泳ぎ回っていました
この運動によって背中の皮膚に割れ目が入るのを促すようにしているのかと思い、しばらくの間観察し続けてみました

しかし最後まで割れ目が入ることはなく、翌日あえなく昇天しておりましたΩ\ζ°)チーン
ちなみにこれと同じ症状で★となった個体がもう1頭でましたが、これは12番目に産まれてきたやつですから最初の個体との因果関係はなさそうです
脱皮不全で剥けかかって昇天しているセミなんかもよく見かけます(これは正確には羽化不全)ので、先天的なものかもしれません・・・ってセミの羽化不全が先天的なのかどうかは知りませんけどw


さて、今年は何頭のタイキビを羽化させることが出来るのでしょうか〜
最近ゲンブリに自信喪失気味のPOKKUNでありました

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↑投票ボタン 昨年は11頭中たった3頭ですけどねヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ