『自然界の危険600種 有害生物図鑑 危険・有毒生物』
久しぶりにおすすめ書籍を更新しますP ゚ω゚)ノ
前回毒を吐いた記事を掲載したからではありませんけど、今日はこちらを紹介〜
『自然界の危険600種 有害生物図鑑
危険・有毒生物』
先日、ちょくちょく訪れる地元ショッピングモール内の大型書店でこちらの本が目に留まったのですが、ぱらぱらとめくったところ、これは( - _ - )イイ!
というわけで即買いです(´▽`*)アハハ
そういえば、季節はいよいよ夏ですなw
今年は肌寒い時期が長かったからか、我が家の昆虫たちも最近になってやっと活動を始めた感じであります (。・x・)ゝ
雑木林の様子はまだまだ樹液の出も悪いところが多いですけど、越冬明けのクワガタたちは少しずつではありますがちらほらと見かけるようになりましたな〜
ということで、もう少ししたらちょっと足を伸ばして自然度の高いフィールドへ繰り出そうとしている皆さんも多いのではないでしょうか?(・∀・)ニヤニヤ
しかし!
自然度の高いフィールドには、様々な危険・有毒生物が生息しています
都内の管理が行き届いている公園なんかとはわけが違うのですよ、そこのお父さん。
毒蛇!オオスズメバチ!
ゲンゴロウ採集ならヌカカ!ブユ!ヒル!
これらにやられたらどうすればいいですか?
近くに病院なんてないかもしれませんよ?
あと、クワガタ採集といえばウルシかぶれ!
ウルシといってもたくさん種類がありますし、そのほかにもかぶれる植物は多種に渡ります
何も知らずに薮こぎして立ち小便なんかしようものなら、チンコまでかぶれてかゆいのなんのって、子供の頃嫌というほど味わいましたけどおいらはww
ちなみにおいらが特に警戒していたウルシ類の名前はヌルデと言うことが判明しましたw
・・・と
ここまで読み返してなんのこっちゃわからない感じがするので、早速本の中身を紹介することにします (。・x・)ゝ ====
こちらはフルカラー192ページとモノクロ48ページの合計240ページからなる、ハードカバーの大型本です
平たく言えば、小学館とか学研から出版されている図鑑と同じようなサイズであります( ゚∀゚)ノ・・・っていうか同じです、図鑑だしw
タイトルにある通り、日本近郊に生息する危険・有毒生物600種を、標準和名、学名、分類名、分布域、大きさと写真で紹介しています
最近の図鑑では写真による紹介はずいぶんと進んできましたが、いまだイラストのものも結構あったりします
しかしながら実際イラストでは、酷似しているような生き物の同定はなかなか困難です
その点、フルカラー写真での紹介はとても見やすく、植物にうといおいらも、目の敵にしている前述のヌルデを一発で同定できちゃいました(´▽`*)アハハ これは簡単か〜
また、これらの生物にはどのような危険があるのか、そして被害を受けた場合の対処法なども併せて記載されており、実践的な処置方法が分かるところは特筆すべき点ですなw
Amazonのカスタマーレビューを見たところ、医師の方が診療所に置いて使っているほどですから、どれほど実用性があるかは推して知るべしでしょう(・∀・)チゴイネ!
さらには生物の危険度合いがABCの三段階で評価されています
Aは死亡や後遺症が残る可能性が極めて高いもの、BはAほどの脅威はないものの応急手当のみでは対応できないもの、そしてCは応急手当で対応できるもの、といった案配です
わかりやすいですな( ´・∀・`)へー
表紙をめくると、まずは『海にすむ危険・有毒生物』の紹介が始まります
クラゲやイソギンチャクのように刺す生物のほかにも、食べると毒がある魚介類、そして子供やおいらのような子供のような大人がワクワクする、巨大人食いザメなんかもしっかりと載っています( - _ - )イイ!
この章は、特にダイビングなどをされる方にはとっても有用なんでしょうな〜
ちなみにおいらは、サメに食い殺されるという死に方が味わいたくない死に方、栄光の第1位!!だったりするので断固潜りませんけどβακα..._φ(゚Д゚ )
続いて『陸にすむ危険・有毒生物』ですP ゚ω゚)ノ
前述の毒蛇やスズメバチ、ヒルなどが出てくるわけですが、やはり昆虫やクモ、ムカデのような節足動物が圧倒的多数であります
ところで以前、ヤマビルに吸血されているおいらの記事を書いたことがありましたけど、もしヒルに食いつかれたらどうしたらいいと思いますか〜(・∀・)ニヤニヤ
引っ張ってもぜーんぜんとれないんですよ、こいつらは( ゚Д゚)ヴォケ!!
なんとこの本では、図解入りではずし方まで記載されちゃっていますから、これはもうなんだか買うしかないって感じがしませんか?いりませんか、そうですかorz
ちなみに記事内で痛いとか書いてますけど、犯人はどうやらブユだったみたいでヤマビルは痛くないですので誤解ないようお願いいたしますm(._.)m
もちろん陸にすむ危険生物としてクマなんかもしっかり記載されていますけど、さすがに遭遇してからこの本を紐解いている余裕はないでしょうβακα..._φ(゚Д゚ )あたりまえ
お次は『有毒・危険植物』です
基本的にあまり植物には関心がないおいらですが、今回この本を購入した最大の理由の一つはウルシ類の同定のためであります (。・x・)ゝ
ウルシかぶれはクワガタ採集とは切っても切り離せないほどの事象といっても過言ではない!
ウルシのない場所での採集など、鼻くそほどのつまらなさであると断言しる(*´д`*)ハァハァハァアハァ
でもかぶれるのはイヤダ
・・・というわけで、クワガタ採集デビューなお父さんは、大切なお子様のチンコばかりかタ○ブクロの裏側までかぶれて皮膚科でチンコ見せなきゃいけなくて恥ずかしくてママに言いつけられてもう2度と採集には連れてくな、とか言われる前に買いましょう
ただ実際はウルシなどのかぶれる植物よりも、山菜やキノコなどの食べると危険なもののほうがはるかに多く掲載されています
何気なくとってきたワラビなんかも調理法をあやまるとやばいらしいですよ、奥様。
最後はモノクロページの紹介です
だいぶ息切れしてきたので箇条書きでw
1.動物由来感染症
2.危険・有毒生物による事故の際の安全マニュアル
3.用語解説・さくいん
こんな構成ですm(._.)m
1.は動物等を媒介して感染するさまざまな症例を紹介しています
2.は対処方法を一挙に紹介しているので、くらった際に調べるのに便利です
3.は省略(・∀∀・ )
都内に住んでいるおいらは、近所の自然公園などでは虫をほとんど見かけないことに気付きました
スズメバチなど一部を除けば、この本に紹介されているような生き物はさらに見かけません
かつてあちこちに生息していたであろう彼らが姿を消したのは、人間が住みよい環境を追い求めた結果、駆除、淘汰されたからであろうことは想像に難くありません
しかし。
人間にとって一義的には有害とされている彼らもまた大切な地球の一部なのです
そして地球環境に対して重要な役割を担っていたりします
さらには、その毒などからさまざまな薬が開発されたりしています
情けは人のためならずとか、風が吹けば桶屋が儲かるとか、そんなあさってなことわざが思い浮かぶくらいでうまく伝えられませんけど、やはり行きつくところは
生物多様性。
この重要性を未来の子供たちに教えていくことが、現代のわれわれ大人にとって大切なことだということを虫嫌いな方にも理解してもらいたいですねw
『自然界の危険600種 有害生物図鑑 危険・有毒生物』
監修/小川賢一、篠永哲、野口玉雄 指導/須田孫七 発行/株式会社学研教育出版
2003年3月6日初版 定価3500円+税
↑投票ボタン Amazonの表紙が写真と違いますけど、カバーをとったらこんなですP ゚ω゚)ノ