POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

アクア・トトぎふ その3


今日も引き続き、アクア・トトぎふで参ります (。・x・)ゝ

上流ゾーンの4階からは、こんな美しいスロープで3階に向かいます
小さな子供のいる我が家にとってはとっても楽チンですね〜(・∀・)イイ!!
さらにこの日は年末ということもあってかお客さんがとても少なく、とっても観察しやすかったです

3階は長良川上流〜中流ゾーンと、長良川中流〜河口ゾーンから構成されており、とても多くの生き物が展示されているフロアでした
今日はその多くの生き物たちの中から、おいらの独断で数種類の生き物たちを限定して掲載してみましたw

では続きでその様子をどうぞ〜
いきなり目に飛び込んできたのは、ふたたびサンショウウオです

国の特別天然記念物に指定されているご存知、オオサンショウウオであります (。・x・)ゝ

前回公開のサンショウウオが大きいものでも20cmに満たないものばかりだったのに比べ、このオオサンショウウオはとっとも大きいですな〜Σ(^▽^;)
展示されていた個体も軽く1メートルを超えていました

ところで、絶滅が危惧されている生き物はこの日本にたくさんいますが、その中で研究の結果、特に学術的に価値が高いとされるもの(生き物に限りません)を文化財保護法という法律に基づき選定されたものが『天然記念物』、さらにその中で重要性が高いものを特別天然記念物としています

絶滅の危険性が高い生き物でも天然記念物に指定されていないものはたくさんいますが、それは人間の研究が進んでいないだけで今後研究が進んでいけば指定されるものもいるかもしれないし、また学術的に価値が高くないからといって、もし絶滅してしまえば連鎖的に他の生き物に大きな影響を与えることも多分に考えられますねw

ちなみに上記の天然記念物は文化庁の管轄ですが、環境省はこれとは別に絶滅の恐れのある野生生物のレッドリストを作成、これに基づき『レッドデータブック』にその具体的な内容を記載しています

しかし、これもまた完全なものだとは思えません
人知れず絶滅の危機に追いやられている生き物はまだまだいる、と考える方が自然だと思うからです
人間がすべてを管理出来るほど自然は簡単なものではないはずですよね〜



長良川中流付近の在来種のなかでも、おいらが最近マイブームとなっているゲンゴロウ採集の際に見かけた多くの在来魚たちが展示されていたのがこちらの水槽です

大型水生昆虫が生態系の頂点に君臨している水域には大型魚はほとんど見られません
そして、カエルや小魚、そのほか多種多様な昆虫や小動物で賑わっています
その中に含まれる、流れのゆるやかな場所に生息するハゼ科の淡水魚は実に多くの種類がいます

この水槽で観察出来るハゼ科の魚たちは、
ヨシノボリ類、ヌマチチブ、そしていままでしつこく勘違いしていたウキゴリw


こいつがそのウキゴリですね、多分w

さんざん図鑑などで調べ比較してみましたがハゼ科の魚たちはとても種類が多く、またフィールドでは稚魚から成魚まで生息していて、その形状や斑紋、色彩の変異は個体差が著しく、おいらのような素人ではとても同定は無理でした

しかし今回生きたウキゴリ観察することで、ほかのハゼ科の淡水魚とは大きな違いを見つけました
それは、他のハゼ科の魚たちは水底でじっとしていることが多いのに対し、この魚は中層あたりにたたずんでいることが多い点であります (。・x・)ゝ

( ´・∀・`)ハゼ界のホトケドジョウですな〜
いや、ホトケドジョウ以上に水底にはいないイメージでした

常に中層あたりにたたずんでいるハゼ科の淡水魚、それがウキゴリであります (。・x・)ゝ



上流〜中流ゾーンにはそのほかにもアユやオイカワ、アブラハヤなどの多数の魚たちが展示されていました
また、ダム湖の魚として、外来魚ブルーギルとチャネルキャットフィッシュも展示されていましたが省略でありますm(._.)m ペコリ


ここは中流〜河口ゾーンへの途中にある場所で撮った写真 (。・x・)ゝ
最上階ではない3階にもこのような空を臨める場所が何ヶ所もあって、とっても立体的な建物の造りだというところも見事ですね〜
そして、この下には水辺に生息するほ乳類が展示されていました



ニホンカワウソ
・・・を本当は展示したかったんだと思います(´・ェ・`)

が、こちらは東南アジアに生息するコツメカワウソといいます

日本の各地の動物園、水族館で飼育されているそうですが、近親交配を避けるため血統登録を行い計画的な繁殖活動を行っているそうです

かつては日本各地に生息していたニホンカワウソは、きっとこの長良川にもいたのでしょう
1979年に高知県で目撃されたのが最後となり、現在絶滅が心配されているそうです

そしてこのコツメカワウソもまた、ワシントン条約で取引が制限され野生下での絶滅が危惧されているそうです
こうして系統を保存して行かなければならない生き物がこれ以上増えないで欲しいものです



こちらは用水路の生き物水槽
長良川から引かれている水路に生息している在来種を観察出来ます

ヤリタナゴがたくさんいますね〜
そのほかにも同じタナゴの仲間のアブラボテシマドジョウカワバタモロコ、そして、淡水エビや水草もすべて在来種で構成されています

しかし、日本各地の用水路でこれらの在来種で賑わっているところはとても少ないのが現状ですね
アメリカザリガニカダヤシなど、外来種にとって代わられた場所が多くなっているのが現実です

これら日本の在来種が水族館でしか見ることができない日が来ないよう祈ります
そして、ほんの少しのことでもおいらたちが出来ることをやっていこうと思います



とうとう発見しましたP ゚ω゚)ノ 水生昆虫コーナーであります

先の用水路の生き物水槽もそうですが、このフロアでは長良川本流以外の場所に生息している水棲動物、またはそれらと密接な関係にある生き物も多く展示されています

この水生昆虫コーナーで展示されていたのは、タガメタイコウチミズカマキリコオイムシの4種で、いずれも水生半翅目に属するものたちですね〜

これらは以前のゲンゴロウシンポジウムでも展示されていたし、少なくともおいら、はこれら水生カメムシよりゲンゴロウのほうが断然好きなのでちょっと(´・ェ・`) ガッカリですな

でも、この水槽は(・∀・)イイ!!ですね〜
深さがあるので水深を深くとっても、しっかり甲羅干しのための水上スペースがとれますな〜(≧∇≦)b
えーとニッソーの製品なのか・・・

あとで商品情報調べてみようかな〜w



こちらは中流下流ゾーンの大型水槽の様子

先ほどまでと違い、ギンブナやニゴイ、ソウギョなど比較的大型の魚たちが観察出来ます
この中でもひときわ大きなソウギョは中国原産の外来種だそうですが、もっと存在感のあるこの水槽の主が水底中央部にどっしりと構えていたのを発見、思わず足を止めてしまいました��( ̄□ ̄;)ナント!!



巨大クサガメド━(゚Д゚)━ ン !!!
目測ですけど甲長がゆうに30cm以上ある巨大さです
もう何十年も生きているのでしょうか、体の色も随分と白く、顔もクチバシが変形していてかなりおぞましい雰囲気を醸し出していますね〜

それではまたまたつづく〜


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