『クワガタムシ飼育のスーパーテクニック』
本日は急遽、クワガタの本を紹介します
「クワガタムシ飼育のスーパーテクニック」
以前、なかなか難しいと書いたことがありましたが、おいらがいままでクワガタの飼育書を紹介しなかった理由は
1.所有している本は内容的に古いものが多い
2.唯一おすすめしたい本がかなりマニアック
多分このあたりです
1.についてですが、我が家にある2000年頃に発行されたクワガタ関係の書籍は、今読むと内容が明らかに間違っている、または怪しい、さらに学名などが古いとかで、当時は良かったかもしれませんが、現在ならいまさら買う必要がないと思われるものばかりです
なので、どんどん絶版になっていってますw
さらには、ここ数年、有名どころではレギウスやババオウゴンオニ、ダイスケギラファなど新しい亜種のクワガタなども多数入荷されているみたいですが、そういった新種が紹介されているような書籍なんか1冊も所有していませんw
というわけで、おいらは最新のおすすめ書籍は知らないんです(逆切れ)
誰か教えてくださいな〜P ゚ω゚)ノ
で、今回紹介のこの本は1.にも2.にも該当している訳です
なので、オオクワガタの学名なんかも古いです
ですが、紹介したい書籍なのです
では、理由である内容紹介です〜m(._.)m 「クワガタムシ飼育のスーパーテクニック」は、かの有名な小島啓史氏が書かれたクワガタの飼育書です
ちなみに初版は1996年ですが、おいらのもっているのは第2版で、1998年のものですが、このわずか2年後の再版で16ページの追加と一部修正がされています
巻頭に8ページほどカラー写真が掲載されていますが、特筆するほどのものではありません
あとは1〜265ページまで、モノクロの読み物です
たま〜に飼育セットのイラストとか写真とかありますが、基本はひたすら文字です
ここまで文字の多い飼育書は多分この本しかないでしょう
唯一無二ってことですな
小島氏が長年、それこそ20年とかそれ以上の年月をかけて国産クワガタの観察・飼育を続けてきた実績に裏打ちされたクワガタの生態のすべてが書き綴ってあります
具体的には、
まずは著者の小島氏の濃密な自己紹介から始まり、採集の基本、クワガタの飼育、累代飼育の問題点、最後に8問のQ&A(Aがものすごく長い!)という内容で構成されています
この中の「クワガタの飼育」で紹介されているのは全て国産種で、
初級:コクワガタ/ノコギリクワガタ/アカアシクワガタ
中級:オオクワガタ/ヒラタクワガタ/ミヤマクワガタ/スジブトヒラタクワガタ
上級:ヒメオオクワガタ/オオクワガタのブリードテクニック応用編
といった具合です
とにかく文字ばかりなので、読むには相当好きな方でないと嫌になってしまうと思いますが、その分これさえ読めば、あとは自分で考えて掲載種以外にも対応できるようになるでしょう
昨今は外国産のクワガタがはやっていますが、国産クワガタの生態を知れば、おのずとそれらにも対応できるはずです
残念ながら現在この本は内容が素晴らしいせいなのか、重版されるまで注文購入が出来ないようです
今、Amazonで調べたところ、
古本で4895円〜120000円←本当
というプレミア価格で販売されていました
(11月26日追記、12000円になってましたwやっぱり0が1個多かったみたいですP ゚ω゚)ノ)
本屋よりもクワガタを扱っているペットショップなどの方が、まだ在庫が見つかるかもしれませんので、もし幸運にも見つけることができたなら
「迷わず買えよ、買えばわかるさ、ありがとおおおぉぉぉぉ」
『クワガタムシ飼育のスーパーテクニック』
著/小島啓史 発行元/有限会社むし社
1996年11月30日初版 1998年12月1日第2版 定価2800円+税
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という訳で、急遽、紹介させていただきましたm(._.)m