そーるわん観察記 その1
今日からは、いよいよ「そーるわん観察記」本編に参ります
もちろん彼の動きのみを観察している変態野郎ではございませんので、ご安心くださいませm(._.)m
それではどうぞ〜P ゚ω゚)ノ
車での一時間強、マシンガントークが尽きることのなかったおいら
高速の分岐は間違える、いわれた方向に進まないなどグダグダであった
たぶんそーるわん氏は相当に疲弊したに違いない( ̄ー+ ̄)キラリ
インターを下りしばらく進むと、景色ががらりと変わっていることに気づく
ようやくおいらも外を見る余裕が出てきたらしい
主要道路から脇に入り、湿地を探す
今回の氏のターゲットはなんでもマメゲンゴロウ、ツブゲンゴロウといった小型種で、以前おいらがホンゲンゴロウを見かけたような水深の深い場所ではなく、それこそ長靴で十分なほど浅い水域を狙うようだ
( ゚Å゚)ホホゥ、勉強になりますw
このあたりは平坦な土地ではないため、低地に広がるような田園地帯はないが、ここそこに田んぼが点在している
山の湧き水が集まってできた細い川に沿って、ところどころに点々としているといったイメージである
道中、抽水植物が生い茂っているため池を発見、早速覗いてみる
すると、おびただしい数のおたまじゃくしが泳いでいる
それこそ1000や2000ではないΣ(゚Д゚ υ)
しかし、おいらの目的はそーるわん観察である
彼の行動をじっくり観察して、その匠の技を盗むのだ( ̄ー+ ̄)キラリ
やぶこぎをしながら池の周りをずんずん進んでいくそーるわん氏
やっとこ追いついたおいらに、
「うーん、ゲンゴロウの姿は見えないですね、ミズスマシはいるけど・・・」
ミズスマシは、ゲンゴロウと同じく硬い上羽を持った甲虫の仲間で、水面を泳ぎながら落ちてきた小さな虫などを食べて暮らす水生昆虫である
しかし現在は、アメンボと違い完全変態をする(蛹になるために土中にもぐる必要がある)ため、コンクリートなどで護岸されていることが多い都市部ではほとんどお目にかかれない存在である
ちなみにおいらはアメンボなら死ぬほど見たことがあるが、ミズスマシは未だにない
「ミズスマシ!見たいみたいw」ヽ(´ー`)ノ
水面を小さな黒いものがくるくると弧を描いている
「へー、ミズスマシ、はじめて見たw」
感動である、が写真はないъ( ゚ー^) スマソ
ちなみにため池は個人が所有しているもので、田んぼに水を引くための大切な役割を担っているので、大人なみなさんは所有者を訪ねてちゃんと断りましょうねw
このため池からは、合わせて一反程度の小さな田んぼに水が注ぎ込まれていた
そこで見つけたトウキョウダルマガエル
レッドデータブック準絶滅危惧種に指定されてしまった、現在数を減らしているカエルである
このカエルは基本的に一生を田んぼや湿地で暮らすらしい
現在の平野部では乾田、大型機械による田起こしなどが原因でほとんど見られないそうである
しかし見慣れているのか、そーるわん氏が立ち止まることはなかった
キャリアの差であろうか・・・
車に戻り、再び移動
そーるわん氏のアンテナに従い進んでいく
緩やかな坂を川に沿って下っていくと、カエルの鳴き声が多数聞こえる場所にさしかかった
ちょうど道沿いにみつけた退避場所に車をとめ、川の方を眺めていると、そこにいた山菜摘みをしている初老の女性に声をかけられる
初老♀「何を探しているの?」
そ&P「ゲンゴロウです」
初老♀「(;´∀`)・・・」
ゲンゴロウのことはわからないようであったが、このあたりに住んでいる方らしく、湿地について教えていただく
このあたりも以前は田んぼであったが、担い手がいないのか数年前に廃棄され、今まさに荒地へと姿をかえつつあるところだということであった
話し込んでいると、いつの間にかどこかへ消えていたそーるわん氏が
「いい感じの湿地がある!」
と、やや興奮気味で戻ってくる
そこで彼女にお礼をいうと、すぐさま目的の湿地へ向かった
湿地までの道中は泥が深く、長靴を何度も持っていかれそうになったが、ようやくたどり着く
深さ数センチほどの水の中にはこれまたおびただしい数のおたまじゃくしに混じり、ホトケドジョウも確認することができた
再び感動である
ホトケドジョウもまた、さらに絶滅の危険性の高い絶滅危惧IB類に指定されている生き物である
ちなみに我が家で飼っているホトケドジョウの画像はこちら
ところで最初見つけたとき、幼魚であったためその姿を見間違えて思わず、
「サンショウウオの幼生がいる!」
と叫んでみたものの、やっぱりそーるわん氏は振り返ることなく、もくもくとタモを振り続けていたのであったw
うーむ、もしかしたら両生類には興味がないのかもしれませんな( -人-).。o
もくもくとタモを振り続けるそーるわん氏
それをじっくり観察するおいら
基本的に今回は常にそんな感じだ
おいらは楽しくてその一挙手一投足を追い続けるが、そーるわん氏の目にはどう写ったのだろう?
まーいいやw
ちなみに彼の動作は機敏だ
タモを振る時間が1秒、中を確認する時間が2秒、それをひたすら繰り返す
何十回と繰り返す
するとその動きが止まったΣ(゚Д゚ υ)
中に入っていたのはコオイムシである
半翅目という仲間のこの虫は、水生昆虫の王者タガメと同じ水生カメムシの仲間である
ただし!おいらの中では王者はゲンゴロウだと思うw
反論は受け付けませんP ゚ω゚)ノ
さらに手が止まる
今度はヒメゲンゴロウである
とうとうこの地で初のゲンゴロウを確認であるヽ(´ー`)ノ
まともに見たのは子供のとき以来である
ちなみにコオイムシも初w
今はない某町田の有名熱帯魚屋で『コウイムシ』といって売られているのを見たことがあるが、
「子を背負うからコオイムシだろw」
という指摘はしていない、だめですか?
そういえば車の中で話しをしているとき、「野生のタガメとガムシを見てみたい」といったら、そーるわん氏は驚いていた
ホンゲンを採集したことのある人間が、タガメはともかくガムシに会えていないというのは確率的におかしいという( ´_ゝ`)フーン
このあとさらにあの、いとしのシマゲンゴロウをゲットヽ(´ー`)ノ
もちろんそーるわん'sタモに入ったのはいうまでもない
しかし、なぜか3匹で水生昆虫の発見は終了
この美麗種をありがたく頂戴して、次の湿地を探すことにしたのであった
↑投票ボタン つづく