POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

カメとの出会い

『子ガメ時代の五右衛門子

みなさま、おはようございます〜
本日は、ふとカメを飼い始めたきっかけを思い出したので、つらつらと書いてみます
おもしろいかどうかわかりませんが、どうぞ読んでやってくださいませm(._.)m


おいらが初めてカメに興味を持ったのはもう20数年くらい前(歳がバレますな、でもまだ20代で通りますけどw)、小学1年生の頃です

当時一番仲の良かった友達のお兄さんがとても生き物好きで、当時住んでいた家の近くの池や川で、クサガメを捕まえてきて飼っていたのを見せてもらったのがきっかけです
彼の家では昆虫やカメだけでなく、ライギョなどの大物も飼っていたので毎回遊びに行くのが楽しみでしょうがありませんでした

当然カメを飼いたい気持ちは日に日に募っていきました
親に何度も「カメ欲しいよー」とおねだりしておりましたが、当時ちょうどミドリガメからサルモネラ菌が検出されたという話が世間を騒がせており、
カメ=飼育するには危険
という理由から許可が下りませんでした

ちなみに数年前にもそんなニュースが報道されておりましたが
少なからず動物はなにかしらの少量では人体に影響のない菌をもっていることが多いわけで、たいていは水換えを怠るなど人為的な理由で菌を増殖させているだけで、大騒ぎするのはむしろ現在であればカエルツボカビ病とかにして欲しいです
カメは悪くないぞー

それから2年後、夏祭りの縁日で売られていたゼニガメ(当時からクサガメの幼体はそういう名で売られていました)を叔父に買ってもらい、はじめて飼育することになりました
もちろん生き物に興味のない親からは散々反対されましたが、ミドリガメではないということでなんとか許可が下りたのです

買ってもらってから数ヶ月はせっせと餌をやり、水換えをしておりました
しかし、小学生というのは興味の対象が次々に変わっていく生き物です
おいらも例に漏れずそのうちファミコンなどに興味の対象がシフトしていき、カメは何ヶ月も餌も与えられず、水も交換されず庭の片隅に放置されました しかしそのカメは死にませんでした
プラケースに砂利と甲羅干し用の石を入れて、水を数センチ入れただけの簡素なセットでしたが、餌をほとんどあげていなかったため水質がそれほどひどくならなかったこと、ちょうど飼育を放棄していた時期が晩秋だったため、そのまま冬眠に移行していけたというのが生存できた理由であろうと考えます

その翌年の春、元気に活動を始めたのを見て、心を入れ替えせっせと世話をしました
そして月日は流れ、間もなく冬がやってきました
生き物は外で飼うのが当たり前だった当時、冬は冬眠をさせなければいけません

前年の過酷な環境(当時はそう思った)ではかわいそうだと思い、詳しいカメの飼育方法などの記載された書物などもありませんでしたので、どこからか仕入れた情報に従い、夏までカブトムシなどを飼っていたときに使っていた昆虫マットに潜らせて冬眠させることにしたのです

カメは間もなく潜っていきました
それから数ヶ月の間、時には掘り返して生きているか確認したいと思ったこともありましたが、冬眠を邪魔しては良くないと思い、春になるまでそっとしておくことにしました

そして翌年の春がやってきました
カメはまだ出てきません
心配になりながらも自然に這い出てくるまでそっとしておこうと決めていたおいらは、じっと我慢していました

ところがある日、見かねた父が
「水がなくては生きていけないんじゃないのか?」
と忠告してきました

「カメは冬眠している間は一切何も飲まないし、食べないから平気なんだよ o(`ω´*)o」

反論してみたものの、やはり急に心配になり意を決して掘り出すことにしました

ごそごそ

ちなみに父は母とは違い、生き物がとても好きです
子供の頃は田んぼを駆け巡ったとかいってました
現在も孫のためにセミを捕るんだといって、POKKUN's SON(大)が1歳になった時に、もう捕虫網とか買って待機していたほどです
おそらくおいらと同じで、自分が捕りたいだけだと思います

「!!!」

そして、そんな父の忠告どおりの結末が待っておりました


カメは死んでいました

ミイラになっていました
かわいかったあの顔が煮干しのようにしわしわになっていたのです

その時のショックは今でも忘れることができません

泣きながら庭の片隅にお墓を作りました

そして
「いつか必ず、長生きさせられる環境で、幸せに暮らせる環境で飼ってやる!」
と心に決めたのです


おしまい

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