POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

緊急事態


クロゲンゴロウの幼虫、コガタノゲンゴロウ新成虫と、食べたものが次々と昇天してしまった疑惑の生き餌、その名も

活きアカムシ。
年間を通じて釣り具屋さんで売られており、おいらのような都市部の社会人にとってみれば安価で手に入れやすく、とっても重宝する存在でありますP ゚ω゚)ノ
また以前の飼育記で紹介した通り、我が家ではホンゲンゴロウやシマゲンゴロウが無事羽化までこぎ着けている実績のある餌でもあります(ただし、ホンゲンは検証対象が1頭のみ、シマゲンは半数が羽化も半数は死亡)

しかし。

現在飼育中のフチトリゲンゴロウの幼虫の中に、異常が見られる個体が現れ始めたのです Σ(゚Д゚)ガーン

こちらがその個体

まるで昇天しているかのようですが、この体勢のまま漂ったり、時には足場まで泳いでいたり、一応生きています
でも、様子がおかしい事はどのゲンゴラーの目から見ても明らかでしょう

あたかも昭和時代の公害病患者を思わせる(決して差別とかそういう意図はありませんので、この表現に対するご意見は一切無用でお願いしますP ゚ω゚)ノ)ようなこの幼虫は、体を伸ばすことができません(´・ω・`)ショボーン

そして体こそ伸びてはいても、明らかに元気のない幼虫がさらに2頭現れてしまったのです


ここでとうとうおいらは活きアカムシの使用を全面的に中止する事を決定、元気な個体にはヨーロッパイエコオロギSSサイズを頭をつぶして与えることを決定しました (。・x・)ゝ


そして、おそらく餌として摂食した活きアカムシ内の有毒物質により体の機能に支障が出てしまったのであろう3頭の幼虫たちには、これまた以前の飼育記にて紹介したクロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、そしてシマゲンゴロウの羽化実績抜群の冷凍アカムシ、その名も“こだわりあかむし”を提供する事で様子を見ることにしたのです



ところが仕事から帰って来たおいらが発見したのは、力尽きた3頭の亡骸でありました Σ(゚Д゚)ガーン



死因は活きアカムシなのか、はたまた“こだわりあかむし”なのか( -人-).。oO(・・・・・・)



↑これはフチトリ初令の亡骸
さらにショッキングな事実が!

“こだわりあかむし”のみで飼育中のクロゲンゴロウ初令幼虫全6頭が
全滅ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!

アカムシユスリカの幼虫、通称アカムシは工業排水、生活廃水などの人為的な要因によって富栄養化が進んだ水域に爆発的に増える事から水質指標として利用されるくらいの生き物ですから、活きであろうと冷凍であろうと生息環境が正反対なゲンゴロウの餌としては不適切と考えるのが普通ですな
輸入元の中国の富栄養化した水域は、目覚ましい経済成長の影で満足に処理される事なく垂れ流され、それこそ昭和時代の日本が犯した過ちと同じ道を辿っている事は想像に難くありません
さらに大量発生している場所から集める方が効率的でしょうから、とてつもなく汚染されたアカムシたちなのでしょう
そんなところから持ってくる生き物を餌とするのは、はっきり言ってハイリスクと言わざるを得ません

証拠はありませんけど、おいらはもうそう結論付けることにします (。・x・)ゝ
もちろん、自家繁殖のアカムシなら素晴らしい餌なのは間違いないのでしょうけどw

ということで。



急遽POKKUN's SONSに、幼虫のための採集餌確保を命じたおいら

水辺は遠いし子供だけでは危険なので自宅の隣、かつてのカブクワポイントにて夕暮れ間近に作業開始であります (。・x・)ゝ
おいらは蚊にさされるから、記念撮影&命令係P ゚ω゚)ノ
平日の夕方という事で、同じマンションの皆さんたちも続々と帰宅してきました
すれ違い際に、

「虫が好きなお父さんだといいねー」
と、子供の遊びをお父さんが見てやっているのだろうという大きな勘違いをされておりましたw

「いや、違います、子供をおいらの趣味に付き合わせて餌の採集を命じています」

なんて否定はもちろんしませんでしたけどヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ



というわけで、集めたのはワラジムシ

一年中お手軽に採集出来て、もちろん餌として使える事は冬場のクロゲンゴロウ幼虫でも検証済です
水中でも普通に歩き回りミズムシともよく似ているから、ゲンゴロウ類の幼虫たちも違和感がないのでしょうかw



とっても便利な彼らですがやはり基本は陸生、足場にみーんな避難しちゃいますΣ( ゚ー゚*;))

じゃあ足場は取っ払ってしまえということで・・・



はい、即かぶりつきです
とりあえずこれとイエコSSサイズで乗り切れそうですな( ´ー`)フゥー...

たまに睡蓮鉢のヌマエビをあげれば2令まではしのげそうです
さらにそのあとはイエコだけでいけるでしょう

これでもし冬場に産卵、孵化があっても餌を考えなくても済みそうです
都市部のゲンゴラーのみなさん、参考にして下さいm(._.)m



こちらは現在の飼育中の様子
クロゲン幼虫は全滅し、現在は7頭のフチトリ幼虫を飼育している事になりました

下の水槽で親のフチトリが暮らしています
水槽の水温は27℃前後、照明時間は12時間です

おそらく照明の温度で幼虫の飼育容器内の水温はもう少し高いかと思います、測ってませんけどw
手で触った感じ30℃くらい?
そんなもんですP ゚ω゚)ノ



下のトレイは近所のホームセンター(ジョイフル◯田)で買いましたw
水換え時に運ぶのが便利です
そして通気も確保されるので、下の水槽の水温も上のプリンカップの水温もほどほどにしか上昇しない優れもの
ちなみに@95円でした、まぢでw

スプーンはダ◯ソーで以前買ったやつ
当然@100円
幼虫をすくうのにとっても重宝します
小さな穴があいているのがミソ
一度使ったらやめられないほど掬いやすいのでゲンゴラーは必携かなw

というわけで、とりあえずは切り抜けましたが果たして無事加令出来る幼虫は現れるのでしょうか〜

つづく

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 ↑投票ボタン  明日は早朝から餌捕りに遠征です (。・x・)ゝ