大人のゲンゴロウ飼育事情
ある日突然産まれるゲンゴロウの幼虫たち
クワガタと違いその産卵に至るメカニズムは複雑な彼らですが、最近になってちょっとだけ判った事があります
それは、我が家では野外から持ち込んだ個体は産卵することが多いということ
この原因がなんであるかは何となく判ってきた気がしているのですが、その答えはもう少し確信が出来るようになってからということにします(´▽`*)アハハ
ただ、少なくとも日本のゲンゴロウたちは屋外での飼育こそが繁殖に必要な条件を揃える最短の近道である事は間違いなさそうです
一方、今回産卵したフチトリゲンゴロウは熱帯地方のゲンゴロウですからそうはいかないはずです
東京で冬場の野外飼育では寒くて死んでしまうかもしれません
そう、一年中温暖な我が家のような環境こそが最も累代に適しているのかもしれませんなーΣ(^▽^;)
そんな探究心が今回外国産フチトリを飼育しようと思った最大の動機でありますが、現在までに10頭の幼虫が誕生しております(≧∇≦)b
もう何頭もの♀が子をもうけぬまま★となっていったホンゲンゴロウより産みやすいゲンゴロウなのかどうかは、産地のタイに行ってみっちりと調査研究でもしないと判らないところではありますが、少なくとも国産のフチトリは絶滅寸前なわけで、そんなに繁殖力旺盛な種ではないのかもしれません
だとすれば単にラッキーだったか、本当に我が家の飼育環境が適していたかのどちらかでありましょうw
どーでもいいですがβακα..._φ(゚∀゚ )アヒャ
むしろ今のおいらにとって、どーでもよくないのは彼らの餌をどうするかという話です
フチトリゲンゴロウの累代飼育に成功した人は残念ながらほとんど知りません
そして、知っている人は自然環境豊かな地域に住んでいたりして、やっぱり大型ゲンゴロウたちが生息しているような豊かな場所に生息する生き物たちを採集して与えていたりします
しかし、おいらは平日はお仕事、土日に遠路はるばる出かけなければ汚染のない生き餌を確保するのは難しいのが現状でありますorz
でもきっと彼らは土日まで待ってはくれません、おそらく次々と餓死してしまうでしょう
と、まー前振りが長くなりましたが、前回釣り餌として売られている活きアカムシを与えているのを公開したわけで、何か問題があるのかー?と思われる読者の方も多い事でしょう
そうなんです、実はその直前に暗雲たれ込めた事象があったのでありました
こちらは現在平行して飼育しているクロゲンゴロウの幼虫たち
現在はさらに1頭増えて6頭の初令幼虫のお世話を行っています
しかし、これ以前に産まれた幼虫たちは実験により全て★となってしまいましたm(._.)m
実験1、活きアカムシ
こちらは産まれてから活きアカムシのみを与えていたクロゲンゴロウ初令後期の幼虫
冷凍アカムシよりずっと大きい活きアカムシですが、クロゲン初令幼虫のサイズであれば問題ないのでしょう、産まれた直後から躊躇する事なく食らいついていました
しかし、ある日を境にまったく口にしなくなりました��( ̄□ ̄;)ナント!!
脱皮が近いのかとも思いましたが、ピンセットにはしっかり反応するわけで、どうも違うようです
新鮮な活きアカムシを与えても噛み付くだけですぐに放してしまうヨウチウくん
まるで以前ホンゲンにおたまを与えていた時と同じ様子です
ここまで大きくなったのは全て活きアカムシに依存してきたのに何故?
・・・と思っていた翌日★になってしまいました Σ(゚Д゚)ガーン
さらに別の個体は、産まれた直後から噛み付くだけでチューチューしないままやはり数日後★にド━(゚Д゚)━ ン !!!
死因は餓死と思いたいところでありますが、うーんどうでしょう???
実験2、センブリ幼虫
今度はセンブリ幼虫を与えてみることにしました
しかし大きさは見ての通り互角、さらにはこいつも口の形状からしておそらく肉食
翌日、リンチにでもあったのか非業の死を遂げた姿で発見されたのでありましたド━(゚Д゚)━ ン !!!2
で、実験をとりやめた今はこだわりあかむしにて飼育中 (。・x・)ゝ
夏はアイスのがうまいのか?(-∀ー#)ソンナワケネー
活きアカムシに一抹の不安を抱いてしまったPOKKUN
すぐさま代替え餌を検討したところ、(P ゚д゚)ハッ!と思いついたのが前回コガタノゲンゴロウにも使った、ヨーロッパイエコオロギであります
今回のサイズはSの中でも特に小さなものをチョイス
しかし単価は前回と変わらず400円@50匹でありましたP ゚ω゚)ノ
それにしても小さなコオロギを与えるのは本当に面倒くさい(# ゚Д゚) ムッキー
ケースから取り出すのもけっこう悪戦苦闘、やっと捕まえて活きたままやろうと水面に漂わせても、やはり足場のトリカルネットにたどり着き再びピョーンと逃亡《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!
最初は心が痛むので躊躇しておりましたが、イライラモード全開になったあたりで吹っ切れたおいら
ピンセットで頭部をプチッとやるとけっこう弱っていい感じです(-∀ー#)
ついでに非常食としてミルワームも漂わせておきました
・・・しかし
翌日発見したのは一切変化のないミルワームとコオロギの亡骸
命を粗末にしてしまいました(*_ _)人ゴメンナサイ
なんで食わないの(つд・)エーン
その後こだわりあかむしも試しましたけど食ってるかどうか判らない状況なので、結局全頭活きアカムシを与える事になりました
ちなみに同じゲンゴロウ属でもクロゲンとは動きも違って、ずいぶんとのんびり屋さんです
孵化直後はちゃきちゃきしてたのに、最近はスプーンですくっても跳ねたりしないし、元気がないんだかおとなしいんだかよくわからんやつらですけど、とりあえずいまのところ1頭も落ちる事なく育っております (。・x・)ゝ
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