『よみがえれ ゲンゴロウの里』
みなさま、ご無沙汰しておりますP ゚ω゚)ノ
久々の更新ですw
先日ゲンゴロウについての書籍を購入しましたので、本日はこの本をご紹介したいと思います (。・x・)ゝ
『よみがえれ ゲンゴロウの里』
著者は以前こちらのブログでも紹介しました“ゲンゴロウシンポジウム”において最終公演を行われた、西原氏であります
なんでわざわざ書くのかは内緒です(´▽`*)アハハ
それでは続きで、おいらなりに解説してみようと思います〜 (。・x・)ゝ この本は副題のシリーズ名にもある通り、ゲンゴロウを通じて豊かな自然を守っていこうという趣旨で書かれた本です
とかく昆虫を題材にした書籍にあっては、その飼育法や採集法のみを取り上げているものが多い中、こちらは観察を通じて豊かな日本の自然の大切さを学んでもらおうという、違う角度からのアプローチをしているところが最大の特徴です
まずはゲンゴロウの生態から始まり、生息する環境、生息を脅かす様々な要因についての解説のあと、この本のメインとなる、現在絶滅が危惧されている希少なゲンゴロウの保全活動、つまり絶滅から守っていく活動を多くの写真を交えながら紹介しています
特に地域の方々、とりわけ地元の小学生と一緒に行われている活動内容について詳細に紹介をしているため、このほかにも生き物を通じて出来る様々な環境に対する取り組みを、子供たちからその親へ、そして全ての人々へとその価値観をつなげていくための参考図書としてもとても役立ちそうです
一般的に大人は今まで学習してきた価値観が絶対と思いがちで、なかなか違うそれを取り入れることが難しいと思うのです
しかし、純粋な子供の目で見たことや感じたことには素直に耳を傾けることが出来るはずです
そして事実、当初は大人の事情により跳ね返されていた様々な難関を乗り越え、現在はその活動が確実に浸透しはじめていることを、この本を読んだあなたはきっと素直に理解することが出来るでしょう
大型本ハードカバーの47Pオールカラーで構成されており、ものの1時間もあれば読み終えてしまうボリュームであるため、小学生あるいは図書館などの教育現場に最も適しているかとは思います
しかしその内容の目新しさから、さきのゲンゴロウシンポジウムに興味を持たれた方には間違いなく楽しめる内容だと思います
また、昆虫や水辺の小動物の採集や飼育・繁殖を趣味としている方には是非ご覧いただき、その延長にある放虫問題の本質をご理解頂けたらとても素晴らしいことだと思います
ところで表紙のゲンゴロウがこの本でメインとして取り扱っているゲンゴロウ類です
かなりマニアックですね(´▽`*)アハハ
これほどマニアックなゲンゴロウが主役の本は多分初めてではないでしょうか?
ということで、ゲンゴラーは買いましょうヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
『よみがえれ ゲンゴロウの里』
著/西原省吾 絵/河野修宏 発行/(株)童心社
2008年11月28日初版 定価2900円+税
↑投票ボタン 最終ページの西原さん、いい顔です(≧∇≦)b