ゲンゴロウ採集記 2008 その2
池を眺めるT氏とPOKKUN's SON(大)
随分間延びしてしまいましたが、ようやくその2を公開でありますP ゚ω゚)ノ
それではどうぞ〜
いよいよ現地に到着したPOKKUN一行
まずはため池の様子を見学です
ここ数日降り続けた雨のせいで、ため池の水位はとても高くなっていました
さらに水を落とした田んぼに溜まった雨水も流れ込み、場所によっては激しい流れを作っています
そこでまずは昨年威力を発揮した捕獲用の罠を、今回は計6個も仕掛けてみましたw
これでホンゲンは捕獲出来たも同然と、早くもなめてかかるおいら
すっかり玄人気取りです┐(´∀`)┌
と、ここで奇跡が起きますヽ(´ー`)ノ
到着後も降り続いていた雨が、罠を仕掛けて終えて数刻も経たないうちにすっかり上がったのです
さすが晴れ男!T氏のおかげ?
予報ではお昼過ぎまで雨は降り続けるはずでしたので本当に良かったですなヽ(´ー`)ノ
そこで車内にて爆睡していたPOKKUN's SON(大)を叩き起こし、いよいよ精力的に活動開始であります (。・x・)ゝ
早速タモを入れてもみると、コオイムシやミズカマキリといった半翅目の水生昆虫が入って来ます
ここで説明しよう(久々ですなw)
半翅目とは、カメムシやセミの仲間が所属するグループで、カメムシ目とも呼ばれるのである
水生昆虫にはこの半翅目の仲間は多く、大型のタガメやタイコウチといったものから、別名フウセンムシとも呼ばれるコミズムシ(以前登場の水中ワラジムシとは同じ名前ですが別物)のような小型のものまで多彩である
またこの半翅目の昆虫はセミの仲間なので、幼虫から蛹を経ることなく成虫へと羽化するのであった この後もクロゲンゴロウやギンヤンマのヤゴなど様々な水生昆虫、トウキョウダルマガエルやツチガエルといった現在の都市部ではほとんど見かけない水に対する依存度の高いカエルたちなどが、次々とタモに飛び込んできます
昨年と比べると幸先は良さそうですw
しかしこの間に、今までここでは確認したことはなかったアメリカザリガニが多数網に入って来ましたΣ(゚Д゚)ガーン
大きさはまだ小さいものばかりで、おそらくここ数ヶ月の間に産まれた個体でしょう
とうとうこの池にも侵略的外来生物が姿を現し始めたのです
しばらくそんな感じで岸辺をガサガサ探っていると、そこへこのため池の持ち主S爺さんがいらっしゃいました
S爺さんはこの夏にもご挨拶させていただいたお百姓さんで、昨年登場のK老師ともお知り合いだそうでありますΣ( ゚ー゚*;))
少しお話をお伺いしましたが、農作業中にアメリカザリガニはかつて見たことがなかったそうです
ということは、このため池から田んぼに侵入したことはなかったということですな
田んぼはアメリカザリガニにとってもいい住処です
経路こそわかりませんが、間違いなくここ数ヶ月の間にやってきたと思われました(-∀ー#)
行く末が心配です (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
他にもとても興味深いお話として、特定外来生物のウシガエルは数は少ないもののずっと昔からこの辺り一帯で確認しているとのことでした
しかし不思議なことに、最近では以前と比べて随分と数が減ったそうです
もちろん駆除などを行ったことはないそうで、素人のおいらにはその原因は全く想像がつきません
うーむ、生き物の世界は奥が深いですな〜
今年夏のため池の様子
そのほかにもこの場所における農業の現状や、現地の方々による天然記念物に指定されているミヤコタナゴの保全活動やその動向など、様々なことを教えてもらったおいら
その後農作業に戻られたS爺さんにお礼を言うと、再び採集に戻ります
ひとしきり周辺田んぼの畦などをタモでざくざくやってみましたが、やはり前述の生き物以外の姿は見つけることが出来ませんでした(´・ω・`)ショボーン
昨日までの大雨の影響で畦に溜まっていた水が濁流と化し、止水域を好む生き物たちは流されてしまったのかもしれません
また水温も低下していたからでしょうか、仕掛けて数時間が経過したので引き上げた罠も、今回は何も入ることはありませんでしたΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!
「このままではタコる!」(汗)
そこでおいらはいよいよウェーダー(胴長)を着用、ため池に入り、池の中から岸に向けてひたすらタモを振ってみることにしたのです
ザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
ザクザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
以前採集に同行させてもらった、そーるわん氏の動きがおいらにも出来るようになっていましたw
そして ───
「!」
ついにあの巨大な水生昆虫の姿をタモの中に発見!
「Tさーん!、見つけた〜!!」
興奮気味のおいらの声が辺りに響き渡ります
・・・が、どこにいっちゃったのか誰も来ません Σ(゚Д゚)ガーン
仕方がないので持ってきたバケツにヤツを移し、再び
ザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
ザクザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
「!!」
「Tさーん!!今度は・・・」
・・・やはりこの辺りには居ないようですな(´・ェ・`)
興奮冷めやらぬまま再び狂ったようにタモを振るおいらw
で、かなり腕が疲れてきた時点で池から上がりました┐(´∀`)┌
それでは成績〜
ド━(゚Д゚)━ ン !!!
タガメ成虫 3
タガメ幼虫 多数(後半全部リリースのため写真は3)
ホンゲン 1 ガムシ 1
初採集、マルガタゲンゴロウ 1 ヽ(´ー`)ノ
この他にも確保することなくリリースした水生昆虫も含め、大量でありましたw
ただ、残念なことはホンゲンゴロウは昨年に続き今年も♂のみ、しかもわずか1頭という結果でありました(´・ェ・`)
しかし、今年の目標であったタガメ成虫はしっかり3頭採集することができましたヽ(´ー`)ノ
さらにその幼虫多数、またガムシの捕獲もこの場所では初めてであります
タガメ成虫のあまりの迫力に尻込みするPOKKUN's SON(大) (´▽`*)アハハ
そこでまずは3令幼虫から手に取らせてみましたw
その後、4令、終令と慣れてきたところで、いよいよ成虫ですw
しかし今回採集出来たタガメは特に大きな♀ばかりでしたので、やはりおっかなびっくりでこんな持ち方になってしまいました┐(´∀`)┌ヤレヤレ
さらに彼は初めてみるガムシにも挑戦です
これなら噛まれることも挟まれることもないから大丈夫・・・
と思ったら、しっかり ウンコ(*・∀・*)ホッカホカ!! されて怒ってましたww
こうして今年もしっかり希少な水生昆虫たちとふれあうことが出来たPOKKUN一行(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ今回初採集のマルガタゲンゴロウと、前回採集を熱望も出来なかったそうぷ氏へのお土産としてタガメ成虫を残し、そのほかの生き物たちは、せっかくなのでこの幼い同行者に1頭ずつもとの池に戻してもらいました
その後何が一番楽しかったか聞いてみたところ、
「カエルと遊ぶこと」ヽ(´ー`)ノ
という返事が帰って来ました・・・Σ(゚∀゚;)
でも、 (゚ε゚)キニシナイ!!
こうして自然の生き物とふれあうことの楽しさを実感してくれただけでも十分な収穫です
生き物たちを無事に返し終わり持ってきた道具を積み込むと、落としたゴミがないかを確認したあと、少し離れたところで農作業をしているS爺さんにお礼をいいます
P & P's SON「ありがとうございました〜!!」
作業の手を止め、笑顔で手を振ってくれたS爺さん
また来年参りますね〜
こうしてかの地をあとにしたPOKKUN一行でありました
つづく
↑投票ボタン まだ帰りませんw 次回もお楽しみに〜P ゚ω゚)ノ
随分間延びしてしまいましたが、ようやくその2を公開でありますP ゚ω゚)ノ
それではどうぞ〜
いよいよ現地に到着したPOKKUN一行
まずはため池の様子を見学です
ここ数日降り続けた雨のせいで、ため池の水位はとても高くなっていました
さらに水を落とした田んぼに溜まった雨水も流れ込み、場所によっては激しい流れを作っています
そこでまずは昨年威力を発揮した捕獲用の罠を、今回は計6個も仕掛けてみましたw
これでホンゲンは捕獲出来たも同然と、早くもなめてかかるおいら
すっかり玄人気取りです┐(´∀`)┌
と、ここで奇跡が起きますヽ(´ー`)ノ
到着後も降り続いていた雨が、罠を仕掛けて終えて数刻も経たないうちにすっかり上がったのです
さすが晴れ男!T氏のおかげ?
予報ではお昼過ぎまで雨は降り続けるはずでしたので本当に良かったですなヽ(´ー`)ノ
そこで車内にて爆睡していたPOKKUN's SON(大)を叩き起こし、いよいよ精力的に活動開始であります (。・x・)ゝ
早速タモを入れてもみると、コオイムシやミズカマキリといった半翅目の水生昆虫が入って来ます
ここで説明しよう(久々ですなw)
半翅目とは、カメムシやセミの仲間が所属するグループで、カメムシ目とも呼ばれるのである
水生昆虫にはこの半翅目の仲間は多く、大型のタガメやタイコウチといったものから、別名フウセンムシとも呼ばれるコミズムシ(以前登場の水中ワラジムシとは同じ名前ですが別物)のような小型のものまで多彩である
またこの半翅目の昆虫はセミの仲間なので、幼虫から蛹を経ることなく成虫へと羽化するのであった この後もクロゲンゴロウやギンヤンマのヤゴなど様々な水生昆虫、トウキョウダルマガエルやツチガエルといった現在の都市部ではほとんど見かけない水に対する依存度の高いカエルたちなどが、次々とタモに飛び込んできます
昨年と比べると幸先は良さそうですw
しかしこの間に、今までここでは確認したことはなかったアメリカザリガニが多数網に入って来ましたΣ(゚Д゚)ガーン
大きさはまだ小さいものばかりで、おそらくここ数ヶ月の間に産まれた個体でしょう
とうとうこの池にも侵略的外来生物が姿を現し始めたのです
しばらくそんな感じで岸辺をガサガサ探っていると、そこへこのため池の持ち主S爺さんがいらっしゃいました
S爺さんはこの夏にもご挨拶させていただいたお百姓さんで、昨年登場のK老師ともお知り合いだそうでありますΣ( ゚ー゚*;))
少しお話をお伺いしましたが、農作業中にアメリカザリガニはかつて見たことがなかったそうです
ということは、このため池から田んぼに侵入したことはなかったということですな
田んぼはアメリカザリガニにとってもいい住処です
経路こそわかりませんが、間違いなくここ数ヶ月の間にやってきたと思われました(-∀ー#)
行く末が心配です (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
他にもとても興味深いお話として、特定外来生物のウシガエルは数は少ないもののずっと昔からこの辺り一帯で確認しているとのことでした
しかし不思議なことに、最近では以前と比べて随分と数が減ったそうです
もちろん駆除などを行ったことはないそうで、素人のおいらにはその原因は全く想像がつきません
うーむ、生き物の世界は奥が深いですな〜
今年夏のため池の様子
そのほかにもこの場所における農業の現状や、現地の方々による天然記念物に指定されているミヤコタナゴの保全活動やその動向など、様々なことを教えてもらったおいら
その後農作業に戻られたS爺さんにお礼を言うと、再び採集に戻ります
ひとしきり周辺田んぼの畦などをタモでざくざくやってみましたが、やはり前述の生き物以外の姿は見つけることが出来ませんでした(´・ω・`)ショボーン
昨日までの大雨の影響で畦に溜まっていた水が濁流と化し、止水域を好む生き物たちは流されてしまったのかもしれません
また水温も低下していたからでしょうか、仕掛けて数時間が経過したので引き上げた罠も、今回は何も入ることはありませんでしたΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!
「このままではタコる!」(汗)
そこでおいらはいよいよウェーダー(胴長)を着用、ため池に入り、池の中から岸に向けてひたすらタモを振ってみることにしたのです
ザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
ザクザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
以前採集に同行させてもらった、そーるわん氏の動きがおいらにも出来るようになっていましたw
そして ───
「!」
ついにあの巨大な水生昆虫の姿をタモの中に発見!
「Tさーん!、見つけた〜!!」
興奮気味のおいらの声が辺りに響き渡ります
・・・が、どこにいっちゃったのか誰も来ません Σ(゚Д゚)ガーン
仕方がないので持ってきたバケツにヤツを移し、再び
ザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
ザクザク、ジー、 ・⌒ヾ(*´_`)ポイ
「!!」
「Tさーん!!今度は・・・」
・・・やはりこの辺りには居ないようですな(´・ェ・`)
興奮冷めやらぬまま再び狂ったようにタモを振るおいらw
で、かなり腕が疲れてきた時点で池から上がりました┐(´∀`)┌
それでは成績〜
ド━(゚Д゚)━ ン !!!
タガメ成虫 3
タガメ幼虫 多数(後半全部リリースのため写真は3)
ホンゲン 1 ガムシ 1
初採集、マルガタゲンゴロウ 1 ヽ(´ー`)ノ
この他にも確保することなくリリースした水生昆虫も含め、大量でありましたw
ただ、残念なことはホンゲンゴロウは昨年に続き今年も♂のみ、しかもわずか1頭という結果でありました(´・ェ・`)
しかし、今年の目標であったタガメ成虫はしっかり3頭採集することができましたヽ(´ー`)ノ
さらにその幼虫多数、またガムシの捕獲もこの場所では初めてであります
タガメ成虫のあまりの迫力に尻込みするPOKKUN's SON(大) (´▽`*)アハハ
そこでまずは3令幼虫から手に取らせてみましたw
その後、4令、終令と慣れてきたところで、いよいよ成虫ですw
しかし今回採集出来たタガメは特に大きな♀ばかりでしたので、やはりおっかなびっくりでこんな持ち方になってしまいました┐(´∀`)┌ヤレヤレ
さらに彼は初めてみるガムシにも挑戦です
これなら噛まれることも挟まれることもないから大丈夫・・・
と思ったら、しっかり ウンコ(*・∀・*)ホッカホカ!! されて怒ってましたww
こうして今年もしっかり希少な水生昆虫たちとふれあうことが出来たPOKKUN一行(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ今回初採集のマルガタゲンゴロウと、前回採集を熱望も出来なかったそうぷ氏へのお土産としてタガメ成虫を残し、そのほかの生き物たちは、せっかくなのでこの幼い同行者に1頭ずつもとの池に戻してもらいました
その後何が一番楽しかったか聞いてみたところ、
「カエルと遊ぶこと」ヽ(´ー`)ノ
という返事が帰って来ました・・・Σ(゚∀゚;)
でも、 (゚ε゚)キニシナイ!!
こうして自然の生き物とふれあうことの楽しさを実感してくれただけでも十分な収穫です
生き物たちを無事に返し終わり持ってきた道具を積み込むと、落としたゴミがないかを確認したあと、少し離れたところで農作業をしているS爺さんにお礼をいいます
P & P's SON「ありがとうございました〜!!」
作業の手を止め、笑顔で手を振ってくれたS爺さん
また来年参りますね〜
こうしてかの地をあとにしたPOKKUN一行でありました
つづく
↑投票ボタン まだ帰りませんw 次回もお楽しみに〜P ゚ω゚)ノ