POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

小峰公園でザリガニ駆除


今日は東京都あきる野市にある、『東京都立小峰公園』にて、アメリカザリガニの駆除を家族で体験して参りましたP ゚ω゚)ノ

この公園では、以前は全くいなかったアメリカザリガニが10数年前より突如発生、その捕食圧によりこの場所に古くから生息している日本固有の小動物が減少してしまったため、一昨年より公園を訪れる方々にザリガニ釣りを楽しみながら駆除してもらうという活動を行っています

地方自治体の主催で行われているこのアメリカザリガニを駆除する活動を体験することで、現在自らがお手伝いをしている保全活動にも何か役立てることがあるかもしれませんなP ゚ω゚)ノ
でも実は密かに、子供心に戻ってザリガニを捕ることも楽しみだったりしますけどw


写真は公園入口にあるビジターセンター
まずはこちらでザリガニ駆除の申し込みをすることになります

本日はパワーアップしたyaplog!により、いつもの2倍、10枚の写真を交えてその風景を公開です〜
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ

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ビジターセンターに入ると、この自然公園内で観察することが出来る様々な生き物たちの写真が展示されていました

ちなみにこの公園内では、動植物の採集は禁止されています
東京という膨大な人口を擁する場所では、その採集圧も十分に生き物にとっての脅威となるのでしょう



モリアオガエルシュレーゲルアオガエルといった、都市部ではまず見かけることの出来ないカエルたちの写真の中に、トウキョウサンショウウオのものもありましたw

春には一部ペットショップなどで密猟されたものでしょうか、このトウキョウサンショウウオの卵塊などを販売しているところを見かけたりします

この自然公園ではそんな犯罪者を見つけた場合は直ちに警察に通報しているそうですが、お話を聞いたところによれば、なんとこの辺りで密猟をしているのは本職の方が多いそうですド━(゚Д゚)━ ン !!!
ということで、もし見かけたりしても不用意に注意をしたりすることなく警察に通報した方が良いとのことでした

ちなみにここでいう本職とはトリコと呼ばれる採集のプロのことではありません
世間一般で言う怖い人たちのことです

おいらも今後は気をつけよう ・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル



ビジターセンターで職員の方に声をかけると、早速ザリガニ駆除に使う竿やバケツ、網などを貸してくれます
餌のスルメもくれますので、こちらから何か特別なものを用意して行く必要はありません

写真は駆除されたザリガニたち
大きさに応じて3つのトロ舟に分けて管理されていました
まとまった数になった時点で井の頭恩賜公園に送られて、そこで飼育されている様々な生き物の餌として利用されるそうです(-∧-;) ナムナム
命を粗末にしない有用な手段ですねー

ちなみに捕獲したザリガニは持ち帰ることも可能です
ただし、絶対に逃がさない、死ぬまで飼うと約束出来る方のみですP ゚ω゚)ノ

ところで覗き込んでいるPOKKUN's SON(大)もアメリカザリガニが好きなようです
いつの世も子供たちを虜にしてきたアメリカザリガニ
小さな子供に駆除の本質を教えることはおいらたち親にとってもなかなか難しいことですが、こうして小さい頃から少しずつ体験させてその都度疑問に答えてあげることで、いつか必ず理解出来る日が来ると信じていますP ゚ω゚)ノ



作業を行う場所には、ザリガニを駆除することで守っている小動物もたくさん生息しています
それらを誤って採集することがないよう、自前の武器は使用禁止であります

勇み足のおいらは今日のために様々な武器を持参してきていましたが、使えずじまいでした(´・ェ・`)
でも、一般の方に混ざって行う今回の作業では致し方ありませんねw

写真はザリガニ駆除の許可証をつけたおいら
なんかこういう腕章とかつけると何とも言えない使命感に駆られて(・∀・)イイ!!ですなw



駆除ができるのは、公園中央にある谷戸付近です
谷戸とは台地や丘陵地の複雑に入り組んだ場所のことで、ここに湧き出す水が作る湿地を田んぼにしたものを谷戸と言うそうです

このような場所は、1年中湧き出る水によって育まれた豊かな生態系が残されていることが多く、この公園内でも珍しいトンボを多数目にすることが出来ました
動きが早すぎて写真に上手く収めることが出来なかったのは残念ですけどm(._.)m

写真は湧き水が集まって出来た小川
日本最大のトンボ、オニヤンマが縄張りを守るパトロールをしているのを見ることが出来ますΣ(^▽^;)



生態系が豊かであれば、ヘビもたくさん棲息しています
公園内のあちこちにマムシ注意!”の看板がw

もちろん他にもヤマカガシアオダイショウ、シマヘビヒバカリといったヘビたちも生息しているそうです

ヤマカガシも毒蛇ですので、気をつけましょうP ゚ω゚)ノ



ビジターセンターから徒歩数分の場所に谷戸田はありました

他にも数グループの親子連れがザリガニ釣りを楽しんでいました

写真は、まだそーっと逃げられないように近づくとか、デリケートな行動がとれないPOKKUN's SON(大)にしびれを切らしたPOKKUN's Wifeが道具を取り上げているところですw

このあとおいらは子守りをし、彼女はザリ釣りを堪能しておりました┐(´∀`)┌
ひとしきり堪能したあとでおいらにバトンタッチ、子供の頃に散々戯れたザリガニ捕獲に親子で大盛り上がりでありますw
楽しみながら駆除するというのは後ろめたさもなくて最高ですなw

やっとの思いでおいらに手伝われながら捕まえた真っ赤なザリガニ
今度は一人で上手に捕まえることができるかな?(親バカ炸裂)



数時間に及ぶアメリカザリガニとの楽しい格闘を満喫し、持参した弁当で一家団らんのPOKKUN一家w
満腹になったところで再びビジターセンターに戻り、道具と腕章を返却です
捕らえたザリガニは頭数と雌雄の判別を行い記録されます

アメリカザリガニの雌雄判別は、慣れてくるとハサミの大きさや色の違い(特にハサミの色)でおおよそ可能ですが、やや小振りの個体などでその判別が困難な場合でも、お腹を見れば一目瞭然というやつですP ゚ω゚)ノ

ちなみにこれは♂のお腹の写真

矢印の突起は腹脚と呼ばれ、♂の場合は脚のすぐ下にある腹脚が交尾器の役割をするため、脚と同じような色をしていて堅いです



一方こちらは♀のお腹

♂のように脚に似た腹脚はありません
代わりと言っては何ですが、胞卵用になっているため、全ての腹脚が♂に比べると長くフサフサした印象を受けます
でも見比べないと判りづらいですなw
ということで、第一及び第二腹脚の形状で判別するのが一番楽チンですP ゚ω゚)ノ



これにて小峰公園でのザリガニ駆除記は終了です
みなさまいかがでしたでしょうか?

アメリカザリガニはとても身近な水辺の生き物ですが、実は古来田んぼの風景には存在していなかった生き物です
しかし日本に入って来てから既に80年が経過した現在では、田んぼの代名詞のように思えてしまう生き物となりました
そして、本来そこにいたはずのホタルやゲンゴロウ、そしてカエルやメダカのような本当の代名詞が消えつつあります

もちろん環境破壊などさまざまな原因もあり、ザリガニなどの外来生物の侵入だけが彼らを消してしまった理由ではありませんが、それでもその一要因であるというのも事実です

おいらは今日までに、日本各地で里山の風景を保全する活動が行われていることを様々なメディアを通じて知ることが出来ました

もしみなさんがそれらの活動に参加することになった時、または各地で行われるザリガニを取り扱うイベントに参加される時、是非このように地道に駆除をしている活動があることを思い出していただけたらと思いますP ゚ω゚)ノ


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