POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

シンノコ


昨日は本当に暑かったですね〜
さすがにここまで暑いと日中の野外観察はちょっと厳しいですな、体力的にw

ところで我が家の隣にあるクワカブポイントも、今ではすっかりカブトムシに占領されているため、クワガタの姿はほとんど見かけません(´・ω・`)ガッカリ・・・

と思ったら、久々にクワガタを見つけましたので、ちょっと観察のために捕獲して参りました (。・x・)ゝ

さて、このクワガタは何でしょう〜
てタイトルに答えありますけど(爆)
簡単すぎでしたか〜w
答えは本土ノコギリクワガタですP ゚ω゚)ノ

いわゆる日本本土で普通に見られるノコギリクワガタですから、一般的には単にノコギリクワガタと呼ばれていますな
一応、離島にすむ別種のノコギリクワガタも存在していますので、あえて本土、とつけてみました (。・x・)ゝ

ところでノコギリクワガタに限らず、クワガタムシやカブトムシは成虫のサイズがかなりばらつくため、カブトであれば角の長さや形状、クワガタであれば大アゴの長さや形状が随分と違います

その中でも特にこのノコギリクワガタの大アゴは、劇的な違いがありますなw
専門的には原始歯型などとも呼ばれていますが、おいらの地元では、

“シンノコ”
なーんて呼ばれていました (。・x・)ゝ
皆さんの地元ではなんて呼ばれていますか?



先日採集した、大歯型と比較してみました

このシンノコ、いや原始歯型の大アゴを持ったノコギリクワガタは、もれなく小型の個体です
逆に大歯型は、その名の通り比較的大型の個体にしか発生しません

さらにはこの中間のサイズで発生する、中歯型と呼ばれる大アゴを持った個体も存在しますが、今回は省略w

ちなみに今回、一般的に3種類に分けられているのでこのような紹介をしましたが、実際には原始歯型〜大歯型までの大アゴの形状は徐々に変化していくわけで、決して3種類しかない訳ではありません

というわけで、サイズの違う複数のノコギリクワガタの♂の大アゴを比べてみると、とても面白いですね〜
ちょうど今は夏休みですし、宿題の自由研究ネタに困っている小学生諸君、いかがですか〜???



では最後に大アゴのアップです

大歯型は俗に“水牛”なんて呼ばれているのが一般的みたいですねー
確かに大アゴが中央部分からグッと湾曲し、とても立体的なフォルムがまさに水牛の角のようです
惚れ惚れします(〃▽〃)



一方こちらはシンノコのアップ

内歯(ないし:大アゴ内側に突出した部分のこと)が細かく、かつ多数確認出来ます
ノコギリのような大アゴというのはむしろこちらの方が近いですなw

ところで、このノコギリクワガタはカブトムシと同じく体色にも随分と個体差がありますなw
特に今回捕獲のこの小型のノコギリクワガタは、まるでオオクワガタを代表とするドルクス系と同じような黒褐色です

♀にもこのような黒い個体がしばしば出現しますが、さすがに大歯型では今のところ見かけたことはありません

“水牛黒褐色個体”って実際いるのか気になりますな〜


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 ↑投票ボタン シンノコはこのあと元の場所へお帰りです