POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

シロワラジムシ


今日は、現在我が家のイモちゃんの餌のために飼育しているシロワラジムシについてです
以前、少しだけこのワラジムシの記事を書きましたが、今回はもう少し掘り下げて、飼育中の様子などを交えながら書いてみようと思います

うーむマニアックな内容になりそうだなー
では参りますP ゚ω゚)ノ


ワラジムシといえば、おいらの田舎では便所虫とも呼ばれていたほどで、ほとんどの子供からも相手にされていない、ある意味幸せなムシです
じめじめした場所が好きなようで、日陰の落ち葉の下などをガサガサやると見つかる、ひときわ早く逃げ出すダンゴムシのような形をしたムシといったら判っていただけますでしょうかw

形はダンゴムシなどと似ていますが、丸まることはありません
だから都会の子供(昔、都心部に住んでいた頃はダンゴムシも貴重な遊び相手でしたw)にも相手にされない訳ですなw

調べていて驚いたのは、このワラジムシの仲間の中で最もポピュラーな“ワラジムシ”(正式名称、ゲンゴロウとかと一緒で科の名前と同じ名前です)は、ヨーロッパ原産の外来生物なんだそうです ��( ̄□ ̄;)ナント!!

外国のムシだったんですねー、もし子供の頃知っていたら、

「俺、外国のムシ飼ってるよ!(得意げ)」
とかやっていたんでしょう、多分w

このワラジムシ、ムシと名前はついていますが昆虫やクモ、ムカデなどの仲間ではなく、甲殻類のエビやカニの仲間です
前述のダンゴムシや、海の岩場で見つかるフナムシなんかの兄弟分であります

ところで、一般的に昆虫をはじめとするムシたちはタンパク質が豊富なのですが、カルシウム分はほとんどありません
しかしこのワラジムシはエビやカニの仲間ですから、カルシウムがしっかり含まれているそうです
ということで、両生類や、それ以上にカルシウム要求量が多い爬虫類を飼育されている方の間では、もっぱら餌として飼育されている方が多いそうです

同じ爬虫類でもカメは配合飼料を食べてくれますが、トカゲやヤモリなどはなかなか生き餌でないと難しいようですから納得ですw

ちなみに我が家では、以前のクロゲンゴロウ幼虫飼育時に採集して使用していましたが、こいつは陸生でありながら、水中に投げ込んでも溺れることなく平気で水底を歩き回るというおもしろい特性も持っています

能書きが少々長くなりましたので、そろそろ本題のシロワラジムシについて参りたいと思います (。・x・)ゝ
シロワラジムシは、その名の通り体色の白い小さなワラジムシです

体長が3mm程度にしかならないため、上陸間もない両生類の幼体や、産まれて間もないトカゲやヤモリなどの餌として、とても重宝する生き餌となります
動きも遅く、餌として与える際にスプーンですくって、さっと放り込めるので扱いもとても楽です

また、繁殖も容易ですので適当に増えた分を与えていけば、再度仕入れる手間も省けて(・∀・)イイ!!ですなw

写真は現在飼育中のケース内の様子です
加水したピートモスに、同じく加水した使い古しの広葉樹の粉砕マット(奈●オオクワセンターの新・埋め込みマットですけどw)を混ぜたものを5cmほど入れ、拾ってきた落ち葉をのせただけの簡易なセットです

ホームセンターなどで手に入る腐葉土などでも問題ないようですが、園芸用のものは殺虫効果のあるものなどもあるので、やはり最近は普通に売られている昆虫マットの方が安心かと思います
ただし、ダニやトビムシなどの発生が嫌な方は、熱湯消毒したピートモスだけでも十分だということです



この落ち葉は隠れ家になります

写真はもみじの枯れ葉ですが、他のものより食いが(・∀・)イイ!!ようで、食べられた痕がこんなにも目立っていますねw
やはり柔らかい葉っぱの方がおいしいのでしょうかw

その他の餌としてキャベツや、��( ̄□ ̄;)ナント!!前回このブログで紹介したレプトミンなども与えていますw
ワラジムシは甲殻類ですから、やはりカルシウムが必要だと思いますので、カメのエサは彼らにとってもうってつけなのかも知れませんねw



撮影のため、落ち葉をそっとどかしてみました
小さくて判りづらいですが、写真右上に白く見えているのがシロワラジムシです

なお飼育中のポイントとしては、絶対に乾燥させてはいけないことです
シロワラジムシに限らずワラジムシは乾燥には非常に弱いので、これだけは大変重要です
というわけで、我が家の飼育ケージには毎度おなじみコバエシャッターを使用しておりますが、一般的には底の深い漬け物用タッパーなどを用いる様ですP ゚ω゚)ノ

ところで以前も書きましたが、このシロワラジムシについてはどうやら簡単に溺死するという話です(実験してませんけど…)

なんで?(´ー`)チラネーヨ
なので、加水の際は大きな水滴などができない様、霧吹きの際、ちょっとだけ気を使ってます┐(´∀`)┌ヤレヤレ
今度、実験してみるか…



先ほどの写真には、実はシロワラジのベビーも写っていましたヽ(´ー`)ノ

1mmあるかないかの本当に小さな赤ちゃんですので、動かなかったら多分気づかなかったでしょう
どこかで調べたところによれば、「繁殖にはしばらく時間がかかるので…」とか書いてありましたが、ラッキーヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
飼いはじめて1ヶ月も経ってませんけどw

ちなみに一般的なワラジムシは素手でつまんでも全くつぶれない、比較的堅い殻におおわれていますが、シロワラジムシは随分と柔らかい印象を受けます
この点は各種幼体の餌としては(・∀・)イイ!!のかもしれませんね


さて、あんまり手をかけて情が移ってしまっては困るのでこの辺にしておきますP ゚ω゚)ノ

参考HP
『ダンゴムシ・ワラジムシ ガイドブック』
『幻想熱帯雨林/WhiteForest』ほか

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