POKKUN's Life

クワガタ・ゲンゴロウ・小動物飼育など

里山民家


日曜日には武蔵村山市にある、里山民家という場所へ観察に出かけました
ここは、都立公園である六道山公園の延長上にあり、懐かしい里山二次的自然を再現した場所です

数年前の夏の夜、六道山公園にクワガタ採集目的で訪れた際にここを偶然見つけたのですが、その時はまるでタイムスリップしたのかと錯覚するほど驚いたことを今も鮮明に覚えています
それ以来、毎年数回程度訪れています

現在日本全国の田んぼでは、大型の機械の導入や冬場の間に完全に水を干上がらせる乾田化、治水のための水路のコンクリート三面張など、さまざまな原因により、水生昆虫やカエル、希少な淡水魚たちが減少しているそうですが、ここではあえてため池を使った昔ながらの景色を再現しています

映画『火垂るの墓』や『となりのトトロ』に出てくるような雰囲気と例えれば判りやすいでしょうかw
ちなみに以前訪れた、ホンゲンゴロウが生息しているような場所は、まさにこんな感じでしたww


ここは東京都が管理している場所ですが、実際の管理及び維持活動はNPO法人(非営利活動目的の法人)に委託しており、そのNPO法人がボランティアの方を募って行われているとのことです
また、草刈りや水路の手直し、田植えから稲刈りまで体験したい方を随時募集していますので、申し込めばどなたでも里山農家の仕事を体験することが出来るとのことでした
田んぼの周りに掘られた水路は、もちろん護岸工事のコンクリート張りではありません
ちなみにここを流れる水は、六道山公園から湧き出ているものだそうです



ため池や堀上のいたるところでカエルの卵塊を発見しました
アカガエルのものでしょうか???
うーむ、両生類はド素人なもので、判りませんm(._.)m



近くには、今から8年ほど前に新築された古民家が再現されています
周りには石臼や古井戸(実際に水がくみ上げ可能!)などがありますが、足洗い場や水洗トイレなど、都会の暮らしに慣れた方にも安心な最低限の設備は整っていますので、泥だらけになっても全然OKですP ゚ω゚)ノ



手作りの竹馬なんかもあります
久々に乗ってみましたが、まだなんとか親のメンツは保てましたP ゚ω゚)ノ




ここまで雰囲気の素晴らしい里山民家ですが、大変残念なことに、おいらのような種類の人間がもっとも関心があるような小動物はほとんど見られません

今までに確認した水辺の生き物はオタマジャクシ、クロスジギンヤンマ等のヤゴ、魚はドジョウのみです
そしてこんな場所にもアメリカザリガニはやっぱりいます┐(´∀`)┌ヤレヤレ

しかし、発見できた生き物にしてみても明らかに数が少なすぎます
昨日散策した小川とは全く比較にならないほど少ないのです

その原因はここが出来る前にありました
この場所は10数年前まで、都内から運ばれてきたゴミ置き場だったそうです
なんでもダンプカー9000台分のゴミを運び出したそうです

ゴミ置き場として使用されていた間に水が汚れ、ここに以前は生息していたであろう様々な生き物たちが姿を消したのだろうと思われます


昨日散策の小川は地域住民の協力などもあり、現在はメダカやタナゴなどの生き物が戻ってきています
はたして長い年月をかけていけば、ここ里山民家にも豊かな生態系が戻ってくるのでしょうか?

今はちょっと無理ですが、子供たちがもう少し大きくなったら、活動に参加したりしようと思っています
その頃にはもう少し、生き物たちが帰ってきているかな?
今からちょっと楽しみだったりしますP ゚ω゚)ノ

ポチっとな
 ↑投票ボタン 入園料、駐車料は無料ですw 詳しくはこちら