ゲンゴロウ採集記 その4
アケビの木 キウィじゃないですw
みなさまおはようございます
本日も昨日に引き続き、ゲンゴロウ採集記 その4をお送りします
今回は写真が少なくて申し訳ありませんがよろしくどうぞ〜
ここまでの水生昆虫の成果は
クロゲンゴロウ1 ミズカマキリ1
再び車で池を探します
どうやらこのあたりの池は田んぼがたくさんあることから、全て個人所有のため池であることが判ってきました
そこで池を見つけるたびに近くで作業をしている農家の方においらが確認をし、許可をとっては3人で採集を試みるということを繰り返してみました
そんな調子である農家の方に許可を取りに行った時のことです
現在マイブームで田んぼに魅せられている話などをしているうちに、どんどん盛り上がってしまい、本当にホンゲンゴロウがこの辺りにいるのか不安になってきていたおいらは、思い切って聞いてみることにしました
P「ここらではゲンゴロウとかいるんですかね?」
農家の方「いるよ、ゲンゴロウ タガメもタイコウチも水がある頃、田んぼでみたよ」
P「( ゚Å゚)ホホゥ、タガメもやはりいるのか〜」←心の声
しかし、ゲンゴロウといっても星の数ほど種類がいます
また、ガムシと間違えている可能性も捨てきれません
ガムシも捨てがたいですが、今回のターゲットはあくまでホンゲンゴロウです
そこで、念のため確認してみました
P「そうですか〜、それってこれくらいのやつですか?」
指をいわゆる"OKマーク"にして聞いてみると
農家の方「うん、そうだね、縁に白っぽい線があるやつ」
間違いありません、おいらの収集した情報は正しかった模様です
P「ため池、入らせてください!!!」 するとこの方(以下、K老師)はわざわざため池まで案内してくれた上、生き物についての知識も豊富で、色々な話を聞かせてくれました
さらにそこへそうぷ氏とT氏も合流し、各人が魚の話やクワガタの話で盛り上がっていきます
話を聞いているうちにK老師は現在80歳で連れ合いを亡くされ、一人で農業を続けていることを話されました
さらにおいらたちは気に入られたのか、お茶を飲んで行けと自宅にまで招いていただき、そこでコーヒー(インスタントですが)と、とれたての野菜をごちそういただき、さらにおみやげにアケビまでいただきました
初めてアケビを食べましたが、なかなかの美味ですな
1時間ほど談笑させてもらいましたが、我々にはまだ果たせていない目的があります
「また来年参ります」と約束をし、それに対しK老師は「もう死んでいないと思うよ」なんて冗談をいいながら名残惜しそうに送ってくれました
残念ながらこのため池でもゲンゴロウを見つけることはできませんでしたが、戦争での体験など貴重なお話をいただき、さらには宴会芸のようなネタまで見せていただき、それはそれで大変有意義な時間を過ごしました
K老師、ありがとうございました
おいらは実はこういう義理人情とかにとても弱いのです
きっとまた伺おうと思います
覚えててくれるか判りませんがw
しかし、もっとも重要な情報を得ることができました
この場所にはホンゲンゴロウがいるのは間違いないのです
ほかの2人は判りませんが、おいらはあきらめません
時計は1時を回りました
そこで最初にクロゲンゴロウを捕まえた池の罠を引き上げることにしました
池に到着、早速罠を引き上げます
しかしなんとその中にはゲンゴロウの姿はなく、代わりに大量のアメリカザリガニが!(´・ω・`)ガッカリ・・・
あまりに落胆したので写真も撮り忘れる始末です
スミマセン(-人-;)(;-人-)スミマセン
しかし現在まででゲンゴロウ類の姿が確認できたのはこの池だけです
「もう、ここに5個全ての罠を仕掛けよう!」
そう提案したのですが、そうぷ氏は
「さっきのミズカマキリがいた池も1個くらい仕掛けたら?」
ということで、4つの罠を仕掛け、残り1つは先ほどの池に仕掛けることにして、その後K老師から得た情報によりゲンゴロウがいそうな池を巡ることにしました
しかし、その後もゲンゴロウを捕まえるどころか姿を見ることすらできませんでした
さらには、あるため池ではブラックバスさえ目撃する始末です
ここにも外来生物の魔の手が押し寄せているのです
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
いい加減連れ回したT氏を気遣い、釣りを勧めましたが彼は断りました
必死なおいらに最後までつき合ってくれるようです(TдT) アリガトウ
時計は2時30分をまわりました
さらに西の空は雲が覆い始めました
暗くなるまであと2〜3時間しかありません
いよいよあきらめムードになってきたPOKKUN一行
先ほどの5つの罠を引き上げて、この地域を断念する計画を立てました
平地に移動して、ターゲットを比較的採集が容易なシマゲンゴロウに変更しようと考えたのです
急いでザリガニがいっぱい捕れた(もちろん即リリースですが)池に戻り、4つの罠を引き上げます
しかし今回はザリガニすら入っていません
罠を仕掛けて1時間少々では効果は薄いようです
時間がもったいないのですぐさま最後の1個、ミズカマキリが捕れた池の罠を引き上げに向かいます
到着するとT氏には車で待機してもらい、平地への再短時間ルートをナビに入力することを依頼、そうぷ氏と2人で仕掛けを回収に向かいます
先に罠へ向かったそうぷ氏
後を追うPOKKUN
その時です 水際まで降りたそうぷ氏が叫びました
「!、何か入っているよ!!」
つづく!
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